Banshoji Bar

「えっ?!こんなところに…!!」
探してください、秘密の扉を。

そこは万松寺ビル７F、ガランとした立体駐車場。バーの類などどこにもありそうにない、奇妙なシチュエーション。
「もしかして、ここ？！」恐る恐るエレベータホールの横にある無機質な鉄の扉を開けてみるー。
すると、穏やかに響く笑い声と暖かなライトの光
にパァーッと包まれた。「いらっしゃいませー。」にっこりとバーテンダーが微笑む。
彼の背後には、名古屋の夜景が続いていて、遠くにマリオットの光が小さくぼやけて見えた。飴色の艶を放っている厚い木のカウンターに、ゆったりやわらかく沈み込みそうなふくよかな椅子があり、そこで何組かの男女が静かに語り合っている。その前の棚には、無数に並ぶお酒の数々。そして左手には、カップルシート。夜景を眺めながら、恋人達が甘い時間を楽しんでいる。まさにここは、「大人の隠れ家」と言っても過言ではだろう。
また一度、駐車場へ出て、隣の扉を開くと、そこには大人達が集い、時間を忘れて楽しめるサロンスペースが広がる。ゆったりとした音楽と映像が流れ、そこはまさに集う者のみの｢プライベートスペース」である。「大須」という下町風情漂う下界とのギャップ、正に意外性がたっぷり詰まった空間を、ぜひお楽しみ頂きたい。